ほふね

扉をたたく人のほふねのネタバレレビュー・内容・結末

扉をたたく人(2007年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

社会の加速と、音楽の不動が対照的だった。

私の解釈としては、ウォルターとモーナは最後の夜、とくに性的な関係に至ったわけではないと思う。

別れ際、モーナはウォルターを愛する人と呼んでいるが、それが即ち性愛に限定されるとは思わない。どうしようもない無力と孤独に絶えられない夜に、せめて互いの人肌の内に眠ったのではないか。

仮に、肉体関係があったとすれば、別れ際にキスのひとつくらいはするだろう。
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