2016年9月15日 ツタヤレンタル
『扉をたたく人』
監督、トーマス・マッカーシー。
この監督さんは『スポットライト』の監督さんでもある。
2007年の作品。
大学教授の主人公が、不法滞在の若者と知りあい、
彼らの人柄の良さに反して、若者の強制送還という厳しい現実となる。
それらの怒りのもっていき場所が、地下鉄駅構内での
ジャンペを激しくたたく主人公の姿。
このジャンペを若者から習いながら、次第にリズムを
取って楽しむ主人公の姿が良かった。
忙しい振り、働いている振りをしているよりも、
ジャンペを叩いている主人公、その時々の体が
表わしている感情表現を、とてもうまく演じていた。