焼きはらす

ロンゲスト・ヤードの焼きはらすのレビュー・感想・評価

ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)
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後半40分はひたすら試合を映し続けるけれどほとんどが俯瞰的なショットで、あたかも画面の向こうの観客は応援席にいるような、あるいはアメフトの試合中継をテレビで見ているような気分にさせられた。
冒頭の警察とのカーチェイスで「逃げる」主人公、そしてラストの試合で「逃げ切る」主人公、行動としては同じだけど、その行為を支える彼の理念は、様々な経験を通じて全く逆なものであるという演出が感動的だった。
そしてスポーツを軸にしながら、権力に押し潰されそれでも抗う人々を描くあたり時事的な(今も状況は変わらないが)ものも感じる。
焼きはらす

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