千年女優

ロンゲスト・ヤードの千年女優のレビュー・感想・評価

ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)
3.5
八百長疑惑によりNFLを追われたかつての名クォーターバックで、自堕落な生活の末に起こした自動車事故で刑務所入りしたポール・クルー。大のアメフトファンの所長とのやりとりの末に看守チームの噛ませ役として囚人チーム結成を依頼された彼が、数々の理不尽を乗り越えて逆転勝利を目指す様を描くロバート・アルドリッチ監督作です。

アメリカの四大スポーツの中でも現代では最も人気のあるアメリカンフットボールを刑務所内での囚人チームによる理不尽からの逆転劇という爽快なプロットで描いて人気を博し、1974年のゴールデングローブ賞でミュージカル・コメディ部門の作品賞を受賞したアメフト映画で、2005年にはピーター・シーガル監督でリメイクもなされました。

ボブ・サップの出演も話題になったポップなプレイリストで彩る2005年版もコミカルで楽しいですが、エモーショナルさでは1974年版が上回ります。なによりアメフトの様な広大なフィールを舞台にしたスポーツは本作の引きの絵でこそ良さが現れ、主演バート・レイノルズを始めとしたアメフト経験者達による激しいプレイが際立つ一作です。
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