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ロンゲスト・ヤードのYYamadaのレビュー・感想・評価

ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)
3.7
【スポーツ映画のススメ】
ロンゲスト・ヤード (1974)
◆競技名:
🏈アメリカン・フットボール
◆競技の舞台:
 囚人チームvs看守チーム
 
〈本作の粗筋〉 eiga.comより抜粋
・かつてのアメフト花形選手、ポール・クルーは車を盗んだ罪で刑務所に送られる。看守たちのアメフト・チーム育成にやっきの所長へイゼンはポールにコーチ役を命ずるが、ポールは拒否。
・やがてポールは看守チームの相手となる囚人チームの結成に同意し、荒くれ者たちを次々とメンバーに勧誘。かくして看守チーム対囚人チームが激突するが…。

〈見処〉
①走れ!つぶせ!急所を狙え!
 人気絶頂バート・レイノルズ代表作
・『ロンゲスト・ヤード』は、1974年に製作されたスポーツ映画。第32回ゴールデングローブ賞 作品賞 (ミュージカル・コメディ部門) 受賞作品。
・主演は当時のハリウッドNo.1俳優、「マネーメイキング・スター」バート・レイノルズ。肉体派スターのレイノルズは、本作にて、ゴールデングローブ賞 主演男優賞 に初めてノミネートされ、その演技力が評価された作品となった。
・監督は、全米監督協会の会長も務めたロバート・アルドリッチ。彼の盟友であり、本作と同年公開の『タワーリング・インフェルノ』にてアカデミー賞を獲得した撮影監督のジョセフ・F・バイロックによる白熱の試合シーンは、本物のアメフト中継をも凌駕すると言われ、現在でも高い人気を誇る、熱血スポーツ映画である。
・2005年にはアダム・サンドラー主演でリメイクされ、バート・レイノルズは、元アメフト選手の囚人チームのコーチ、ネイト・スカーボロ役で出演している。

②結び…本作の見処は?
◎: 122分の上映時間の1/3の38分に及ぶ アメフトの試合シーン。迫力満点の演出のなかに復讐、葛藤、団結、和解の要素がちりばめられる「男臭い」内容は、本作ならでは。
○: とくに、復讐したい看守を一人づつターゲットを定め、某大学さながらの卑怯なプレーで潰していく様は、スポーツ映画のカテゴリーではお見かけしない内容となっている。
○: セクシーだった頃のバート・レイノルズに加え、日本でも人気を果たした『007』シリーズ「ジョーズ」ことリチャード・キールの登場、多用される分割画面やスローモーション演出など70年代の魅力が詰まった作風。50代半ば~60代の世代には懐かしさ溢れる作品だと思います。

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「スポーツ映画のススメ」次回最終回として、「格付けランキング」も行いたいと思います。
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