柏エシディシ

ロンゲスト・ヤードの柏エシディシのレビュー・感想・評価

ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)
3.0
ドラマ「The Offer」を観たら観たくなっちゃうシリーズ第2弾。
名プロデューサー、アルバート・ラディ製作原案の痛快スポーツドラマ。
リメイクや設定流用のオマージュ作品まで、後世への影響も強い「負け犬たちのワンスアゲイン」ムービーの原点。
もうほとんどThe Offerを史実の様に脳内変換されてしまう自分は、うーん、アルらしい物語だなぁ、と単純に思ってしまう。
人生を諦めた男が、自らの誇りをもう一度取り戻すために立ち上がる。
はじめは諍いながらも徐々に絆を深めていく荒くれ者たち。
熱いねぇ。
「七人の侍」をはじめ、この手の映画はやはり仲間をスカウトしていくシーンが1番楽しいし、ここが上手くいっているかが作品の成否に関わる。
ここでの軽妙なやり取りがイイ。
終幕の展開は、少し前のアメリカンニューシネマの流れだと暗い展開にになりそうだけど、スター俳優バート・レイノルズだからというのもあったのか、あの様な形。1974年。この頃からアメリカの映画は少しづつ、その明るさを全体的に取り戻していく様な気がする。
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