BOB

ロンゲスト・ヤードのBOBのレビュー・感想・評価

ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)
3.7
ロバート・アルドリッチ監督、バート・レイノルズ主演のアメフト映画。

刑務所に収監された元プロQBが、囚人チームを組織し、看守チームと戦う。

"Gameball"🏈
"Stick this in your trophy case."

こりゃ〜、いい。反骨精神に満ちた熱くて男臭い痛快ドラマ。刑務所×アメフトは、アメリカ社会の縮図以外の何ものでもない。

これはただのアメフトの試合ではない。刑務所におけるメンツを保つための闘いであり、人種差別的な白人をブチのめす絶好の機会である。

恐怖と暴力の哲学。絶対服従の刑務所で繰り広げられる、自由と誇りと尊厳をかけて戦う男たちに胸が熱くなった。看守チームを倒すという目的のために、人種の壁を超えて、チームが1つに纏まるというのも堪らない。ラストの決め台詞にニヤリ😏。

アメフトシーン。本来ならアンスポで何人退場しているのか分からないくらい滅茶苦茶。良かったのは、プリット画面こそ使っているものの、編集に頼りすぎず、本物のプレイ映像使っている点。やはりフルタックルプレーを見ると、フットボーラーとしての血が騒ぐ。貴重なドロップキックも見られた。

刑務所長役は、『ローマの休日』のカメラマン役で名演技を魅せたエディ・アルバート。

『007』シリーズ随一の愛されキャラ、ジョーズ役のリチャード・キールが登場!自慢の巨体でタックリングマシンを破壊する。笑

冒頭のカーチェイスがなかなかの迫力。マセラッティを豪快に海に乗り捨て、「洗車代わりさ。」と吐き捨てるバート・レイノルズのジョークには笑ってしまった。

バート・レイノルズの口髭を右側だけ剃るシーンが印象深い。

刑務所長の女性秘書の髪のボリュームが凄い。頭の倍ほどあるデカさだった。

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