グラビティボルト

ロンゲスト・ヤードのグラビティボルトのレビュー・感想・評価

ロンゲスト・ヤード(1974年製作の映画)
5.0
滅茶苦茶面白い。ラスト7秒のスローモーションにシビれる!
アメフトを暴力の縮図として捉えて、ガンガン反則アリにしてる辺りも面白い!
アルドリッチはクロスカッティングが巧いよなぁぁぁぁ!エモーションの繋がりに泣ける。
他の方も指摘してるだろうけど、アメフトのシーンはかなりのロングショット、ドラマパートは強烈なドアップっていう真逆の撮り方が混在してる。
だからこそ、便利屋殺しの犯人等その他諸々のドラマ的な細部を捨てる主人公の決断も納得できる。ステージが違うのさ。
看守が群衆として個の囚人に襲い掛かってくる怖さ、それに対して圧倒的暴力を駆使しながら打破していく。権力者として常に文字通り上座に君臨している所長でさえ力がモノを言う野蛮には敵わない!野蛮と暴力と結束が権力を打破する映画。とても原始的な暴力&スポーツ映画!傑作!