アルドリッチの描く男くさいアメリカンフットボール映画。
男のドラマを描くのに定評のあるアルドリッチの中でも傑作に数えられる映画です。
囚人チームvs看守チームでアメリカンフットボールの試合を行うまでを描く中で自由を抑圧する者とそれに抗う者の人間ドラマを描いている。
女性は全然出てこないですが、重要な役割を時折果たします。それでもこの映画の主役は男たち。もちろん、女性のドラマを描くのもアルドリッチは得意ですが、今回は、バートレイノルズの人間として成長する姿が描かれてます。
最初は自己中な男でも、最後はチームの秩序を守り、仲間たちのために自分を犠牲にする姿を見せてくれます。
最後までハラハラさせる作りとなっており、娯楽映画としても素晴らしい作品でした。