kazマックスグローバーレッド

アイアン・イーグルのkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

アイアン・イーグル(1985年製作の映画)
3.3
再鑑賞。ジョニー先生お気に入り映画アイアン・イーグル、だからあんなダサい名前のイーグル・ファング。「先生、鷲に牙は無いよ」ってホークにツッコまれるわ。バカな男が好きなバカな映画。

トム・クルーズの戦闘機のやつはアメリカ海軍が全面協力したのに、こっちは協力を拒否られた裏トップガン。

地中海上空の国際空域で飛行訓練中、戦闘機ミグに撃墜され捕虜となった父親を非公式で救出する息子ダグ。国防省は政治的立場上、救出には行けない。「国が行かなきゃ俺が行く」ランボー3的な精神で、高校を卒業したばかりのダクは予備役軍人チャッピーと共にF16戦闘機をちょっとお借りして中東にある敵陣へ救出作戦。

操縦席に乗り込みウォークマンを太ももに固定して80'sロックを聴きながらミサイルをバンバン撃って敵を大勢殺す18歳の少年ダグ。冷静に考えると、ドえらいことをやっている。No Music No Lifeで音楽を聴くと覚醒して運転が上手くなる元祖ベイビードライバー、こっちは戦闘機ですけどね。

敵地へ乗り込みここ1番って時に再生する曲は「Gime some lovin'」。
この曲は『ブルース・ブラザース』で「ローハイド」の前に歌ったら、酔っぱらい客からブーイングを受けて照明を落とされた曲として有名です。


戦闘機のフライング・ブーム方式空中給油シーンがあった。この空中給油の原理を利用して飛行中の旅客機に小型ステルス機リモーラ(小判鮫)をくっ付けて機内に乗り込みテロリストと戦う映画『エグゼクティブ・デシジョン』ってのも後に制作されて、アイアンイーグルとエグゼクティブデシジョンの悪役が同じ俳優デヴィッド・スーシェってのも面白い。この人、名探偵ポワロも長年演じて演技の幅が広いです。

チャッピー役のルイス・ゴセットJr.は『愛と青春の旅度ち』鬼教官役でオスカーを受賞。シドニー・ポワチエに続く初期の少数アカデミー受賞黒人俳優。

このアイアンイーグル シリーズは第3弾まで見た事があって確かパート3はサニー千葉ちゃんがゼロ戦に乗ってた記憶があるような。機会があればもう一度見てみよう。