アニマル泉

浪華悲歌のアニマル泉のレビュー・感想・評価

浪華悲歌(1936年製作の映画)
4.5
溝口健二の第一映画撮影所での1936年の作品。20日ほどで撮られたという。第一映画撮影所は永田雅一と川口松太郎たちが創業してわずか2年だけ存続した撮影所だ。
溝口の十八番である長回し、大きなセットが確立されている。舞台は大阪。山田五十鈴が素晴らしい。花をちぎって、地面に落ちた花びらを足が踏みしめていくワンカットが印象的だ。
ラストの橋が溝口らしい。
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