まるのすけ

男はつらいよ 葛飾立志篇のまるのすけのレビュー・感想・評価

男はつらいよ 葛飾立志篇(1975年製作の映画)
4.4
シリーズ16作目。

桜田淳子演じる女子学生が現れ、寅さんをお父さんと勘違い。
昔寅さんが無一文で困っていた時、食堂でご飯をご馳走してくれた女性が連れていた赤ん坊と分かるも、母のお雪は昨年病気で亡くなっていた。お墓参りに山形へ行き、そこでお雪が学問のないために悪い男に騙されていたことを知る。
学のないことを自覚している寅さんは、学問の大事さを知り柴又に戻る。そしてとらやの下宿をしている、大学で助手をする礼子と出会う。

今回はマドンナ礼子より、小林桂樹演じる考古学教授の田所の方が魅力的だった。
服装や雰囲気が寅さんの苦手ないかにもなインテリ男性とはかけ離れている田所。知識は豊富だけど寅さんを師と呼ぶほどの恋愛下手。そんな田所が礼子に告白。恋敵とマドンナがくっつくいつものパターンだと思っていたらまさかの玉砕。田所と結婚しても研究とは両立出来るのでは?と思いつつ。

最後は田所と寅さんが再会し、二人で旅をするエンディング。