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天使にラブ・ソングを…のTSのレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)
3.0
【クラブ歌手が聖歌隊を変える】70点
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監督:エミール・アルドリーノ
製作国:アメリカ
ジャンル:コメディ
収録時間:100分
興行収入:約2億3100万$
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そろそろ新作、発掘良品はお休みしてまたなるべく有名作を見ていこうかなと思います。さて、まずは今作から挑戦して見ましたが個人的には普通。それ程響きませんでした。完全にミュージカルと思っていたので、意外に普通の展開ということに驚かされました。

クラブ歌手のデロリスは不運にも愛人のヴィンスが裏切り者を始末している所を目の当たりにしてしまう。ヴィンスの裁判の日まで追っ手に命を狙われないように、エディ警部は彼女を修道院に送るのだが。。

なるほどこういう経緯の話だったのですね。最初からシスターの主人公がひたすら合唱をするものだと思っていました。愛人とは言え容赦なく始末しようとするヴィンスには笑ってしまいました。
天真爛漫なデロリスは最初どう見ても修道院にいる柄の女性ではありません。仕方なく彼女を引き入れる修道院長ですが、正直なところかなり嫌そう。しかしながら、教えに逆らえない修道院長は彼女の失態に対して何度も目を瞑ります。ケチに見えますが自分にはかなり寛容な長に見えました。

さて、修道院で歌われる聖歌ですが、あまり良くないとしてデロリスがこれを改革していきます。この辺りは歌手として放置出来なかったのでしょう。修道院長には、聖なる聖歌隊を改革してしまうとは何事だと抗議されますが、何とかして彼女はこの聖歌隊を素晴らしいものに仕上げるのです。

従って、ミュージカルの要素はこの歌っている部分だけであり、普通のコメディ映画として捉えた方が良いかもしれませんね。犯罪者に追われているにも関わらず良い意味で緊張感がない。ハッピーエンドで終わっていく万人ウケする作品だと思います。

しかしながら、個人的には今回コメディをあまり求めていなくて、歌うならばもっと壮大に、そして感動的にしてほしかったなといったところです。総合して普通。2もあるので、また時間があれば見てみようかなと言ったくらいです。
TS

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