温泉たまご

天使にラブ・ソングを…の温泉たまごのレビュー・感想・評価

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)
4.2
2019-8

マフィアのボスの愛人だったデロリスは、ひょんなことから殺人現場を目撃してしまう。そのせいで彼から命を狙われ、助けを求めた警察に案内をされたのはまさかの修道院で……?!

コメディなんだけど、笑えるだけじゃなくて泣けてしまった。堅苦しく、最初は馴染めないと、ルールを破り続けるデロリス。だけどシスターたちと友情を育み、バラバラで聴くのも耐え難い聖歌隊を導いた。街の人(若く荒れてる人達)を拒むかのように張られた鉄の柵を取り除き、落書きだらけの塀をあえてペインティングして、ぼろぼろの車を遊具にして、街の人たちを受け入れた。
院長の言う【導き】ももちろん正しいことなんだろうけど、きっとこの街にはこれが合っていたんだって思う。
街の人たちは教会に足を運ぶようになったし、献金のおかげで教会も存続できる。
活気溢れてとても楽しい場所になった。

そんな場所にしてくれたデロリスのことをみんなは大好きで、それがめっちゃ伝わってきた。院長と和解できたのも良かった。
聖歌隊が歌うところは楽しくてわくわくした〜!
デロリスが修道院を受け入れてみんなを導いていく過程が良かった。ボスの手下2人が憎めなくて面白い(笑)

タイトルは知ってたけど、今まで観てなかったのは損だな。とても大好きな映画になりました。
続編も近いうちに。
今年はあまり観てこなかったジャンルも手に取っていきたいな。