難しい解釈もいらず、あるがままを見れる。
それがリアルで心の深いところに届いた。
なるほど、伝記映画だったんだ。
アイリスの若い時は性にも自由奔放で
不器用なジョンだけど酷く苦しんだはず。
だけど、アイリスの才能を尊敬し
アイリスを心から愛していた。
池で裸で無邪気に泳ぐシーンが
ふたりの心の繋がりを感じさせる。
年老いた2人に襲いかかる
アイリスのアルツハイマーという病。
彼女を尊重しながら必死に付き添うジョンだったが
ある時心の内を取り出しアイリスにぶちまける。
こんなに傷つき苦しみ怒ってたんだ。
ジョンのこのシーンは
人間が交わす愛のいろんなことを教えてくれる。
だけど、こんなに愛してるんだ。
若さというエネルギーと美しさと才能。
そして誰にでも訪れる老い、消えていく記憶。
愛だけが普遍的で
忘れがちな何かを思い出させてくれる。
