ゴン吉

新網走番外地のゴン吉のレビュー・感想・評価

新網走番外地(1968年製作の映画)
3.9
網走刑務所出身の男の任侠を描いた「新網走番外地」シリーズの1作目で、「番外地」シリーズ通算11作目。
高倉健が主演、三橋達也、長門裕之、松尾嘉代らが共演。

昭和二十三年の暮。
終戦により戦場から復員して来た末広(高倉健)は、母を探すために故郷の新橋に戻ってくる。
進駐軍の兵士が、嫌がる日本人女性を無理矢理連れ去ろうとする場面に遭遇し、末広は助けようと暴力沙汰を起こして、北海道の占領軍網走収容所に服役することに。
末広は刑期を終えて出所すると、再び新橋に戻ってきて母を探す。
しかし母は死んでいることが明らかになり、一方、喧嘩好きな末広は地元を仕切る石津組に因縁をつけ、それがきっかけで組に入れてもらうことになる。
ある日、石津組のクラブで、末広は小松(長門裕之)に因縁をつけて喧嘩になりボコボコにされてしまうが、それがきっかけで二人は仲良くなる....   

”網走番外地”の新シリーズの1作目。
これまでと作風が若干異なり、渋い役を演じてきた高倉健が、本作では喧嘩好きのチンピラを演じており、好き嫌いが別れるかも。
前シリーズでは兄弟分の絆を柱にストーリーが展開していたが、本作では女性との恋を主軸に描かれており、垢ぬけた軽い雰囲気の作品です。
とは言っても、クライマックスでは、高倉健が一人で組に殴り込む。
派手に大暴れして、機関銃にはダイナマイトで対抗し、最後はドスで決めてくれます。
「てめえ 死んでもらうぞ!」 

2023.5 BS12で鑑賞
2023.1 BS12で鑑賞
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