すずす

陽のあたる場所のすずすのネタバレレビュー・内容・結末

陽のあたる場所(1951年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

この凡庸なメロドラマがオスカー6部門受賞とは驚きです。テオドア・ドライサーの著名な(映画にそう記載)小説の映画化。監督はジョージ・スティーブンス。

田舎から金持ちのオジを頼り、街へきたジョージ。オジの工場で働くうち、職場の同僚アリスと付き合い、孕ませてしまう。
しかし、直後に、お嬢さま女子大生アンジェラと恋に落ちるジョージ。アリスを殺害しようと湖へ誘う。偶発事故で湖へ落ちた2人、泳ぎの上手いジョージだけ助かり、彼はその場を離れる。
警察は直ぐにジョージをマークし、逮捕される。ジョージは無実を主張するが、裁判で判事が鋭く迫り、死刑が宣告される。
処刑の前、母と後、アンジェラが訪れ、キスを交わす。そして処刑場への道を進むのだった。

ジョージが貧しい宗教家の育ちだったり、神聖な要素もあるが、話し自体は他愛もない、メロドラマ以外の何者もでもない。
また、美男美女のアップを多様したテレビドラマの様な絵作りも、映画らしさとはほど遠く、綺麗なのですが薄っぺらい。

NHK BS 字幕翻訳 古田由紀子
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