20年以上ぶりに観た。
やっぱり好きだ。
残り30分くらいまでは
植木等とかフランキー堺とか川口浩とかが出てきそうな昭和のサラリーマン映画と
80年代の香港のコメディ映画と
オールドハリウッドのラブコメをごっちゃにしたような雰囲気だった。
田舎の純朴で世間知らずの青年が都会でトントン拍子に出世して、恋をする話だった。
残りの30分が急に展開が変わり、出世やお金の為に行った行為が悲劇を生み、そして・・・、ラストになる。
好き嫌いが分かれる映画と思うが、私は好き。
主人公のラジューが都会で無一文の時に知り合う友達たちがとにかく良かった。
ラジューが、はじめは喧嘩していた教師の娘レヌとの恋が始まり、二階のベランダのレヌと路上に立つラジューを横目に
友達たちは
「次はどうなる?」
「こう」
「その次は?」
「こうなって」
「そして?」
みたいに話しているまんまにラジューとレヌが行動していく展開はニヤニヤニコニコしてしまう。
それから検閲が厳しいインド映画ではベッドシーンのかわりにセクシー表現として歌や踊りがあるというのも妙に納得出来るシーンもあった。