346

スペース カウボーイの346のレビュー・感想・評価

スペース カウボーイ(2000年製作の映画)
3.0
リハビリのためにようやく映画を見出した一本目。

もとから宇宙を扱った映画は大好きで、この映画の存在も知ってはいたけど、何だかあざとそうなので今まで敬遠してました。実際、観てみると、そんなお涙頂戴みたいな演出は少なくてそこは良かったんだけど、イーストウッド監督作品にして思いのほかファンタジーで拍子抜け。

この作品の5年前にはアポロ13が制作されてるわけで、そこに挑まないといけないのに、そんな志もみえず、やはり展開がありえなさすぎるのもあるけど、何よりこの物語の舞台が宇宙である意味ってなんだろう?と考えてしまって…。

例えば、このまま設定を若い頃にダイバーだった男たちに変えて深海を舞台にしたとしてもある程度、成立してしまう脚本に問題があるのかな。この映画には宇宙に対する男のロマンが足りない気がする。
ぜひ、クリント・イーストウッドにはプラネテスを読んでもらいたい。

役者は言わずもがな、みんな素晴らしかったけどね。
346

346