リハビリのためにようやく映画を見出した一本目。
もとから宇宙を扱った映画は大好きで、この映画の存在も知ってはいたけど、何だかあざとそうなので今まで敬遠してました。実際、観てみると、そんなお涙頂戴みたいな演出は少なくてそこは良かったんだけど、イーストウッド監督作品にして思いのほかファンタジーで拍子抜け。
この作品の5年前にはアポロ13が制作されてるわけで、そこに挑まないといけないのに、そんな志もみえず、やはり展開がありえなさすぎるのもあるけど、何よりこの物語の舞台が宇宙である意味ってなんだろう?と考えてしまって…。
例えば、このまま設定を若い頃にダイバーだった男たちに変えて深海を舞台にしたとしてもある程度、成立してしまう脚本に問題があるのかな。この映画には宇宙に対する男のロマンが足りない気がする。
ぜひ、クリント・イーストウッドにはプラネテスを読んでもらいたい。
役者は言わずもがな、みんな素晴らしかったけどね。