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大アマゾンの半魚人のmuscleのレビュー・感想・評価

大アマゾンの半魚人(1954年製作の映画)
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もはや弱者男性そのものの半魚人が可愛い。声をかける、ビビられる、ゆっくり近づく、気づかれない。女を捕まえる、気を失う。めちゃくちゃ弱すぎる。いまやsupremeとコラボされたり、なんかキャラクターになってるけど、本作もれっきとした3D映画。
水中に差し込む光が美しすぎる水中撮影としつこいぐらい繰り返される銛の目を突き刺すような飛び出しが楽しい。『ピラニア3D』のときにアレクサンドル・アジャが「水面を3D撮影するのは異様な感じになるから難しいんだ」と言っていたけれど今作は豪快に水面と反射する光を撮りまくる。そんなもんだから立体感がグネグネして凄まじい。人によってはこれが頭痛や酔いを触発する原因になるだろう。逆に言えば『アバター』コード以前の無制限3D映画のエクスタシーが味わえる一作。
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