Jimmy

藤十郎の恋のJimmyのレビュー・感想・評価

藤十郎の恋(1938年製作の映画)
3.0
この映画、大映の京マチ子出演作品と間違って観てしまったが、なかなかの作品であった(笑)

主演:林長二郎改め長谷川一夫の東宝移籍第1回作品。
製作主任が黒澤明というのも、山本嘉次郎監督ならでは。

物語は、狂言の舞台が2つあって、藤十郎(長谷川一夫)はキチザ(藤原釜足)に「新しい芸をしなければなりませぬ!」と言われても昔からの流れで狂言芝居をして大コケするが、正面の別の小屋=木下座は大繁盛が続く。
藤十郎は、近松門左衛門の新狂言を待ち続けて…といった物語。
入江たか子が美しい。

また、「春が来てしまった」というシーンの小川のせせらぎの輝きなどが美しい。
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