カオリ

南海の白影のカオリのレビュー・感想・評価

南海の白影(1928年製作の映画)
3.8
「スペイン・メキシコ時代のブニュエル」
ブニュエルが愛した映画

W・S・ヴァン・ダイク監督による1928年制作の無声映画
フレデリック・オブライエンの原作小説を基にしたお話…

原住民を侵略しようとする白人からの不穏な空気を「白影」と表現しているあたり、小説原作だなぁ…と。
漂着先での島の暮らしなんかは、まるでドキュメンタリーを見ているようで楽しかった。
真珠(金目のもの)を手に入れると、信念までもが変わってしまいそうになる…
拙い人間心理が簡素に上手く表現されていました。
無声映画は勿論無声なので、画面に集中できるのが良いですね…
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