シェパード大槻

カポネ大いに泣くのシェパード大槻のレビュー・感想・評価

カポネ大いに泣く(1985年製作の映画)
5.0
なんだあの最初のテーマパークは?!

清順が、必ず次のシーンで裏切ってくれると信じている。艶やかでありながら猥雑さも残す画、二元的関係の横行、笑い、神秘、ここでは無いところ。画と物語と人物の絡みつきがこのように有機的なのはどうしてか?この瞬間を見せたいだけであって物語を進めようという下心なぞありませんみたいなポーズが好き。

身のこなしがスッと粋な女→田中裕子素敵だった。ピアノに乗るシーンなど。「あの人は芸術家ですよ」男は妻が死んでチャップリンになってしまった。ショーケンも演技やばいしかっこよかった。ヨノイ大尉を少し思い出した。オフコース!愉快なり愉快なり。ナニワブシと楽器のセッションかっこよかった。