素敵だ。
なんとも温かい。
明日の希望を夢見て願う尊さと、誰かを思い遣る優しさ。
単なるロマンスってだけじゃなかった。
ゆったり観ていると、船上でのキスシーンとか、窓に映るエンパイアステートビルとかの演出で度々ハッとなった。
ヒロインの子どもへの態度が、軽快でありつつも愛に満ちていて良い。
クリスマスの日。部屋を訪れるところからもうグッときて、その後はお互いのいじらしさがもどかしい。
ラストの演出の上品さ、見事さたるや。すぐにシーンを戻してもう一度見返してしまった。
淀川長治が褒めていたので興味を持ったが、最初のシャルルボワイエの態度が結構横柄でちょっと印象悪かったので高評価ほど楽しめるかと不安だった。
杞憂だった。すごく良かった。