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私の優しくない先輩のcamusonのレビュー・感想・評価

私の優しくない先輩(2010年製作の映画)
1.5
原作小説は未読。

監督のヤマカンこと山本寛氏に対しては、
京都アニメーション時代に「ハレ晴レユカイ」で、
一大ブームを作ったのは評価してますが、
その後は、アニメオタクを相手にした狭い世界で、
炎上芸をやってる人、くらいの認識です。

最近も炎上させたようなので、過去作品を見てみることとしました。

夢見る少女の独白形式で進んでいくのですが、
説明過多で鬱陶しいし、いちいちつまらないんですよね。
ラノベならよくあるパターンなのかも知れませんが、
映画でこの形式は難しいなと思いました。

内容が青臭いのは致し方ないにしても、
キャラクターが漫画チックで、演出がわざとらしく品がないので、
見ていて小っ恥ずかしくなってきます。

少女の心象風景として宇宙を宙づりになるシーンは、
効果的に面白くなりえたのですが、
そのためには、もっともっと、
他の部分で何気ないリアリティをさりげなく詰め込まないと、
バランスが合わないし、追いつかないと思いました。
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