先日、小説を読破したので、映画版2回目の鑑賞。
やはりこの映画、間違いなく傑作!
ここでの評価かなり低いけど、そんなの関係ない。
この映画MAJIで好き過ぎる!
何が凄いって、余命宣告を受けている腹黒女子高生のキャラ立ちである。
かなりの割合で腹の内がナレーションにて語られるが、もしこのナレーションを完全カットしたら別物映画になるくらい、悪役的思考の持ち主なのだ。でもその悪い気持ちは、人間誰しも描く思考、これがとてもリアルに描かれ、私的にとても感情移入できました。←ここが肝
そしてテーマである、生き様。
冒頭から哲学的な死生観を小出しにされますが、終盤に関しては個人的に「2001年宇宙の旅」「魔法少女まどか☆マギカ」「エヴァンゲリオン」「怪獣の子供」等自分が生まれてきた意味が、ファンタジー寄りに描かれます。
ネタバレになるので多くは語りませんが、それを踏まえてのあのエンドクレジット中のワンカットの『MajiでKoiする5秒前』のダンスシーンは、無茶苦茶泣けます。意味を知るとヤバイ。
あと先輩のキャラクター最高。凄く笑った。
とにかく声がでかくて、ウザイ。
アドリブ演技が最高。
「つきあう?そんなことって可能なんですか?」との問いに
「お前が可能にするんだよっ!!」
とバカ真面目なポジティブ返答。
このド直球さが主人公と対になっている構成も憎い。
なんだかんだで、キャラクターが魅力的であれば
心に響く。
何年後かにまた見よう。
2017/5/4 一回目鑑賞