幕のリア

パンドラの匣の幕のリアのレビュー・感想・評価

パンドラの匣(2009年製作の映画)
1.9
冨永昌敬監督作品。

太宰治がそもそも得意ではない。
原作未読。
少女漫画的閉鎖空間の似非文学風味と言うと叱責を受けそうだが、そう感じたんだから仕方ない。

例のセリフ回しや人物描写に何一つハマれる要素無く、なんとか完走するに精一杯。

個人的に、冨永監督に文藝の香りは似合わないと思う。

音楽が菊地成孔とは信じがたい。
と言うよりも映像との不一致に興が削がれた。
しつこく繰り返されるエリック・サティ風のピアノは、誰がために鳴らされているの?
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