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太宰治原作の「パンドラの匣」を、当時17歳の染谷将太の初主演で実写化した本作品。
時代は敗戦の直後。結核患者が通う健康道場を舞台にしているため、普通は悲しい雰囲気になるはずだが、この作品では実にポップに描かれている。
戦争が終わって新しい男に生まれ変わったというひばりの恋の物語。自分には誰に恋心を抱いているのか想像できずに予想外の展開となったところもあって、おもしろかった。4人の自然な佇まいも良かった。小説の良い雰囲気も失っていないと思う。
「やっとるか」「やっとるぞ」「がんばれよ」「よーしきた」のテンポがよくて耳に残る。