まこぞう

胸より胸にのまこぞうのレビュー・感想・評価

胸より胸に(1955年製作の映画)
2.8
有馬稲子の自分企画だけに今まで観た中で一番輝いていた。ストリッパー役というのが、いかにも美人女優の自分企画らしくて好感度も高い。当時の邦画定番、身分差恋愛ものだし。ブルジョワはいつだって社会の敵なのだw

女優としての気合いが入りまくった有馬稲子がムチムチした肢体をさらすダンスシーンには生唾を飲んでしまった。おっさんだから仕方ないだろう、生理現象だ。

ただ不良ガイジンにレイプされそうになってやっとの思いで再び乗ったタクシーの運転手に握手拒否されるのは一体何なんだ? あのシーンだけ異様だし、名バイプレーヤーの内藤武敏がそこにしか出演していないから一層際立つ。
強く主張したいことがあるんだろうけど、あの映画で、しかも映画の流れを止めてまで描く必要があったのだろうか。何でもブッ込めば良いってもんじゃない。
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