シルク

約束のシルクのレビュー・感想・評価

約束(2006年製作の映画)
3.7

背景も設定も違うが、何となく《ひまわり》を思い出した。
あれも悲しい恋物語だったなぁ。

男、チャスンウオンは、家族の事情で婚約者を北に残し脱北する。
必ず迎えに行くからと約束をし、慣れない韓国で昼夜身を粉にして働きお金を貯めるも仲介人が詐欺師で全て騙し取られる。 

そして数年後、
その婚約者が命からがら脱北して彼に会いに来た…が

何とも切ない物語。
北の婚約者のチョイジンの素朴な人柄の演技に好感が持てる。
可愛い人だ。

脱北者向けの寮や、韓国社会の定着教育とやらが興味深かかった。
ハンバーガーを食べるのも《敵の文化に慣れなきゃね》と美味しそうに食べるシーンや、冷麺はやはり北の平壌冷麺に勝るものは無い事、
ソウルの空気はよどんでいるなど
北の人目線からの感想が面白い。

ユヘジンが出ていた!
若い!この頃はまだちょい役なの⁈
もうちょっと出番があって欲しかったかな?^_^

誰が悪いとか、誰のせいとか
そう言う事ではないのよね。
二人には幸せになって欲しいなぁと祈る思いで観てました。
シルク

シルク