ねぎおSTOPWAR

約束のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

約束(2006年製作の映画)
4.0
切ない。
切ない。
切ない。
またしてもチャ・スンウォンのぶっとい眉毛がなんとも切ない。

北朝鮮のエリートです。平壌にて結構良い暮らしが出来ている家の長男が1975年生まれ設定のスノ(チャ・スンウォン)。オーケストラのホルンを担当しています。
そして恋する相手は解説員のヨナ(チョ・イジン)。この二人の婚約のエピソードがもう日本で言うと明治か大正かみたいな純なそれ。だからこそその後が辛い・・。
で、朝鮮戦争で死んだと思われていたスノの祖父が韓国で生きていて結構な金持ちだと発覚‼️これは北の上に知られたら家族一同は裏切り者として収容所で強制労働だと、家族で脱北することに!
ヨナは両親の説得が間に合わず、後から呼ぶことに。これが全ての始まりです・・・。


この両国の成り立ちと、どう教え込まれているかのテンプレと、情報規制によってマジメにどんな誤解があるのか・・たぶん日本人には計り知れないもので、せいぜいが「愛の不時着」に出てくる人々。しかし脱北者に言わせると「あれは北朝鮮の中では相当良い暮らしをしている人々」という認識。
さらには南に来て待っている現実は、この映画で描かれる数倍は厳しいんだろうなあ。
映画の中ではポンと数年進むんですが、内面の変化適応もそうだしね、大変なものだと思います。

例えば漫画「キャンディキャンディ」や、漫画・映画「はいからさんが通る」、映画「キャストアウェイ」なんかを思い出します。

もし自分に起きたらどうするんだろうか・・。

いつもに増して悩みまくるチャ・スンウォンさんです。


〈453〉

チャ・スンウォン차승원出演映画completed 2023.9現在
filmarks未掲載:「ラブリーライバル」「同窓生」
*日本未公開+ソフト未発売は除く