コーカサス

拳銃王のコーカサスのレビュー・感想・評価

拳銃王(1950年製作の映画)
3.8
「いつか分かる。楽しみに待ってろ」

アメリカ西部開拓時代に実在した伝説の早撃ちガンマン、ジョニー・リンゴをグレゴリー・ペックが熱演。
知的なイメージの強いペックが無法者を演じてはいるもの、実際のリンゴもシェークスピアやラテン文学を愛読していたインテリガンマンだったというから、まんざらミスキャストではなさそうだ。

ジミー・リンゴ (ペック)は、別れた妻ペギー (ウェスコット)と息子に会うためカイエンの街へ向かう途中、酒場で若者エディ (ジャッケル)に絡まれ、 正当防衛でやむ無く射殺すると、エディの兄たち3人組に追われることに。
街に到着したリンゴは、旧友の保安官マーク (ミッチェル)を頼りに、妻と息子との再会を懇願する。

“伝説”ゆえの宿命か、此処でもリンゴを悩ませる命知らずの若者ハント (ホメイヤー)の因縁が、 さらには復讐に燃える追っ手の3人組が刻々と迫り来る。

「思い知れ、タフなガンマンの生き様を」
“伝説となった”からには、それ相応の覚悟が必要であると説くレジェンドからの台詞が印象的だ。

233 2020