大映初のカラー映画。日本独特の色彩感覚にうっとり。何処で止めても美しく華やかな極彩色。くっきりとした質感の中、それでも京マチ子演じる袈裟の儚さや健気さは淡く柔く存在していた。映像とは裏腹に物語は陰湿…
>>続きを読む長谷川一夫の鎧の青、寝室にかかっている御簾の青の色艶は他の映画で見たことない味わい。
色彩のきらびやかさ、布のきめ細やかな感触に見惚れはするけど、いいぞ~もっとやれ~というほどではない。何なんでし…
このレビューはネタバレを含みます
平安時代末期の平治元年。平清盛が熊野参詣に赴いた隙を狙って藤原信頼の軍勢が三条殿を襲撃し、上西門院の身替りとなった袈裟の一行が襲われている場面に遭遇した遠藤盛遠。敵を退けて救い出した彼女を兄の盛忠家…
>>続きを読む無体な言い分だ、ってみんなは言うしそれが常識的な意見だということも理解できる。そこに相手の好意はないし、強引な手段を取ることは決して肯定されない。しかし、どうしようもなく好きになってしまった、という…
>>続きを読む日本初フルカラー(イーストマンカラー)作品だけど配信にあったモノクロ版で鑑賞
古典が題材の菊池寛の戯曲『袈裟の良人』が原作
御所が焼き討ちをうけ、上皇と御妹・上西門院を救うために囮を立てる
その…
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