メモ

地獄門のメモのネタバレレビュー・内容・結末

地獄門(1953年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

寓話みたいな話だと思うけど、演技もすごいしセットもロケーションもちゃんとしててめっちゃ現実みあるせいで、盛遠クッッソカスクッソきっしょ最悪最悪なめてんのか???って感情移入してしまいました!盛遠、最初はいい奴っぽかったのに、袈裟は人妻だって!諦めな!って言われたとき、みんな当然諦めるでしょと思ってたのに、ヤダ…袈裟じゃなきゃヤダもん…と言わんばかりに黙り込んだとこあたりからもう気持ち悪かったよね……役者さん、とっても迷惑でうざい役を立派に演じられていた。
でもみてよかった。なんか最近平安のこと知りたくて名作だとかなんにも知らずに見ただけだったんだけど、えっこんな昔なのにこんなにお金がかかってて画のかっこいい映画があったんだ……って驚いた 日本映画のことをまじで知らないので……。もう序盤の討ち入りのところからめっちゃかっこよかったし、迫力あるし、日本〜って感じの(?)自然の景色とかさりげなく超よくて、最後の夜とかも、レースのカーテン的な?これが御簾??月光で透かされてるのめちゃくちゃきれいだった 着物とか建物とか牛車とか目が楽しかった
てか京マチ子さんめちゃめちゃいい……この人から目が離せなくて退屈しなかったみたいなとこある 琴のシーンよかった 清盛に呼びつけられた時の琴の音が激しくて、おこなのが伝わってきた。袈裟が、自分の心を試すために呼びつけられた悔しいって泣いたけど、ほんとなめてんのかってなるよねわかるよ
夫めちゃくちゃいい人だし温厚で落ち着いてて思慮深くて優しくて完璧夫だし二人円満にやってたから盛遠まじでちょっと聞き分けて…というかんじだった
盛遠が許してくれ袈裟…って泣き崩れたとき、えっ今更?!おそ!!!てなった いままで散々あからさまに嫌がられてきてるのにすごいよね、遅いよ
旦那の渡の言うことももっともで、いやおまえはそれで済むかもわからんけどじゃあわしは?って話まじでそれ 盛遠は生きて苦しめ
ただ一言言ってくれれば、信頼してくれれば、って渡が言うのもわかる、よくフィクションを見ていてなんで言わないの?!ってなるときあるよね、でもストーカー被害身内に言いづらいのわかるよ……そもそも気持ち悪いし屈辱で口に出したくないよね、今回盛遠なんてことさら卑劣だしさ…
メモ

メモ