このレビューはネタバレを含みます
(別媒体から感想を転記)
2023/01/09
疲れた時は小津を観る。笠智衆が拾ってきた宿無しの無愛想なガキを仕方なく世話する飯田蝶子(ガキに負けず劣らず無愛想)。だんだんと情が湧いちゃう飯田蝶子…
この映画ほんとうに好き。笠智衆の口上も見ものだし、海辺も干し柿も写真もいいなぁ。家(といっても焼け跡だが)は築地あたりらしい。上野公園の浮浪者も印象深い。
おたねさんが散々怒った後で悪かったよって謝…
良い話でした。ラスト付近の台詞を言いたいが為の本作と言っても過言じゃない作ではありましたが、ラストシーンの西郷孝盛像(何代目かは存じ上げてませんが)は現在をどう見てるのか、些か変な気持ちになりまし…
>>続きを読む終始笑いっ放しのおかしみが、実父小沢栄太郎が息子青木放屁を引き取りに来てからの涙涙の感動は、名匠小津安二郎監督を以てしての人情喜劇映画の極地に達した傑作。占い師笠智衆が九段から連れて来た孤児を、長屋…
>>続きを読む九段の鳥居から子供拾ってきて置いてく笠智衆。飯田蝶子の憎ったらしい〜!と睨みつける顔がまた良すぎる。じわじわと母性愛出てきたところでお別れしても、流す涙はあの子のため(キリッ)ってのも江戸っ子っぽく…
>>続きを読む松竹株式会社