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アトランティック・シティの1234のレビュー・感想・評価

アトランティック・シティ(1980年製作の映画)
4.0
フランスの巨匠から見たアメリカ。アトランティックシティ(アメリカ東部にある観光都市)を散歩しているような気分になる。ギャングとの追いかけっこや、逃走劇はあれど、あくまでミニマムなスケールで展開される愛らしさ。音楽が印象的。
都市化する街の中で居場所を失った人々が織り成すコメディ。小ネタも面白くてツボだった。こんなに笑うとは思ってなかった!

元ギャングのお爺さん・・・今だに過去に囚われている。家では奥さんには尻に敷かれている。逃亡中に電話かけちゃうところが可愛い。隣の女が気になっており、部屋を覗き見している。

ディーラー志望の女・・・向上心が強く、故郷の田舎を嫌い、都会に憧れている。だらしなくて教養のない元夫。レモンの果汁を身体に塗るシーンが印象深い。

流石のラスト。好きだ。シリアスになりそうでならない、明るい映画。
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