bourbon

セルピコのbourbonのネタバレレビュー・内容・結末

セルピコ(1973年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

セルピコ「自分の汚職を自分で裁けますか?」



上官「こんな捜査は無意味だ」

セルピコ「本当に汚職を追及する気などない。
警官をいけにえに総監は涼しい顔。汚職の事は承知のくせに証言は断る」



上官「警察の威信向上に私は誰より務めて来た。
総監の名誉を外部の無責任な中傷から守って来た」

セルピコ「それですか。評判だけが何より大切」



セルピコ「私は余計な手間をかけるなと言われました。
現在 まだ正直な警官が報復の恐れなしに行動できるまでに至ってはいません。
警察部内の腐敗は上層部の無関心が助長します。
従ってこの査問会の意義はその改善を警官に確信させる事にあります。
そのためには公正な独立の査問機関が、絶えず腐敗を警戒する事が必要です」


日本の政治や社会のあらゆる組織の中で、常にセルピコの感覚を持つことが必要だと思う。
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