ジュリアン

セルピコのジュリアンのレビュー・感想・評価

セルピコ(1973年製作の映画)
5.0
腐敗した組織でヒッピーみたいな不恰好の正義漢とバディと言えるほど密接ではないものの背広組の胡散臭い正義漢が出てくる映画。一匹狼の警官というキャラクター像の誕生を見た気がする。こういったモチーフを見るのは、高校生の時に読んだ山崎豊子の『沈まぬ太陽』以来かもしれない。

芝生で汚職警官が散りじりに別れるショットは、友達と公園に行ったら絶対にやりたいことの一つになった。