午後のロードショー
スーファミのゲーム「セプテントリオン」はモロに本作の影響受けてますね。
船が転覆し、看板からトイレの便器まで何もかもが逆さまなのが面白い。セットと撮影かなり頑張ってるなぁ。差し迫る炎と水に耐え、グチョグチョになりながら必死に進んでいく主人公達…。船内の臨場感・緊迫感が半端なかった。
冒頭で登場人物のキャラ付けがなされて、スムーズに物語に入っていけた。一人一人に行動原理が存在するため、意見のぶつかり合いが生じても納得が行く、イライラしない、自然。人間の行動がリアルで見応えがあった。みんなを生還へ導こうと必死だとはいえ、傍から見たらちょっと独りよがりにも見えてしまう牧師、そんな牧師と衝突はしつつも他者を危険に晒すような勝手な行動はしないというある程度理性はある警官、非常事態であっても、ついつい自分の功績を引っ張ってきて活躍したがってしまう「おデブちゃん」etc…。牧師が水中から助け出された直後に、「ありがとう…助かったよ…」とか言わずに、息を吸ってもがくのも、数分間水中に居たらそうなるに決まってるのでリアルなんじゃないかなと。こんな感じで登場人物に感情移入しやすくなっている為、ところどころの展開がアツい！
しかし、ある人が、死んでるはずなのにちょっと動いちゃってて演技の甘さが気になったｗｗ
自分の信念を貫き、みんなを先導して突き進んでいく牧師の勇気に感服。
