午前十時の映画祭
終始ハラハラドキドキ!!
思わず息を飲んだり、びっくりして声をあげそになったりして、見終わってからも心臓がしばらくばくばくうるさかった…!
寿命が縮まりそう…笑
それくらいすごかった!
大晦日の夜、転覆した豪華客船ポセイドン号。
波から逃れるため、船の船底(逆さだから上方)まで移動して救助を待とうと声をあげた牧師さん(イケメン)。
そして彼に続く決意をしたごく少ない人々たちが、続く困難の中、船底の竜骨付近を目指していくというお話。
まずひとつめのすごいポイント。
驚くほどダイナミック。
1970年代の作品!?本当に!?ってびっくりしてしまいました。
船が転覆するシーンでは、人々の悲鳴や痛々しさ、そのリアリティに思わず目をふさぎたくなるほど。
そしてふたつめのすごいポイント。
いい意味で期待を裏切ってくれるのデス。
例えば先陣を切ってみんなを引っ張って行ってくれる牧師さんは弱者ではなく強いものの味方だし、
え、え、この人を…!?っていう予期せぬ展開も…!
そこはぜひ鑑賞して、ご自身で確かめてみてください(笑)
でもたしかに良く考えるとそうだよね。っていう感じなんです。
弱い者を擁護する作品は多いですが、いざこのような予期せぬ状況になったときに、勇気を出せる強い人こそに好機は巡ってくるのでしょう。
怯えて何もしなければ始まらない。
そう考えると、とても厳しいけど現実を突きつけてくる綺麗事一切無しの作品ですね。
そして命の重みも改めて強く感じずにはいられない。
スクリーンで見てこその作品だと思いました。