かれん

ポセイドン・アドベンチャーのかれんのレビュー・感想・評価

4.0
津波により転覆してしまったポセイドン号。船内に取り残されてしまった人々は、真っ逆さまになった船の上部である船底を目指す。

おもしろかった!!!!
スリリングな上に命の選択を牧師にさせるという、やりきれない新鮮さ。キャラクターそれぞれに味があって、みんなに好感がもてます。真っ逆さまな船内も、このセットすごいよな…と目が離せない。この映画からパニック映画というジャンルが確立されたということですが、なるほど納得。
公開された1972年だったらば、きっと現在のような事故のリアル再現VTRを日常で目にすることなかったでしょうし、新しさがありそう。
今作を観ながら、ずっと気になっていたのがシルベスター・スタローンの「デイライト」。海底トンネルの事故により同じような展開になるんだけど、話の流れがものすごく似ている。
一方、2006年のリメイク作「ポセイドン」も観たことあるのですが、こちらは内容は覚えておらず「けっ!」っていう印象が残っています。
「デイライト」は今作をパクったんだか、モチーフにしたんだか、オマージュなんだかわかりませんが、おもしろかったのはこの作品の要素がたっぷり入っている、、、というか「ポセイドン・アドベンチャー」そのものだったからなんだな〜〜と理解。
演者と設定を変えてもリンクするのだから、今作は記憶に残る映画なんだな、と思ったのでした。

リメイク作は、念のため今月中にもう一度観直してみます。
かれん

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