ナツミオ

花嫁の父のナツミオのレビュー・感想・評価

花嫁の父(1950年製作の映画)
3.8
NHK-BSPプレミアムシネマ録画鑑賞

”ことわざがある…
 息子は嫁をもらうまで、
でも娘は生涯.娘のまま"

過去視聴も、ほぼ内容は忘れていた。
娘を嫁に出す親の心境に共感‼️

エリザベス・テイラー、スペンサー・トレイシー共演。
数々のミュージカルを手がけたヴィンセント・ミネリ監督が、娘を嫁に出す父親の複雑な心境を描く傑作コメディ。

・第23回アカデミー賞3部門ノミネート(作品・主演男優・脚色賞)
・AFI(アメリカン・フィルム・インスティチュート)アメリカ喜劇映画ベスト100で第83位に選出。

原題 『Father of the Bride』

1950年米作品モノクロ
監督 ヴィンセント・ミネリ
脚本 フランセス・グッドリッチ アルバート・ハケット
原作 エドワード・ストリーター 『Father of the Bride』
音楽 アドルフ・ドイッチ
撮影 ジョン・アルトン
出演 スペンサー・トレイシー エリザベス・テイラー ジョーン・ベネット 

日本語字幕 栗原とみ子

(NHK番組内容より)
最愛の娘・ケイ(テイラー)が突然、結婚を宣言。母親のエリー(ベネット)は浮かれるが、ケイをまだ子供だと思っていた父親のスタンリー(トレイシー)は、複雑な心境だった。婚約、結婚式の費用に招待客、さまざまなことに悩まされるスタンリーだが……。

『バンド・ワゴン』はじめ、数々のミュージカルを手がけたヴィンセント・ミネリ監督の端正な演出が魅力的。

娘ケイ役エリザベス・テイラー。
子役出身の彼女は当時18歳で、本作が大人の女性を演じ成功をおさめた最初期の作品となった。
18歳には見えない魅力的なエリザベス・テイラー!
実生活ではテイラーとコンラッド・ヒルトン・ジュニアの挙式の2日後にプレミア上映が行われている。
なんと8回の結婚と恋多き女優としても知られる。

主人公の父親スタンリーに名優スペンサー・トレイシー。
一人娘を嫁に出す父親の不安、悲哀、喜びをコメディながら、情感豊かに演じる。

印象のシーン
・婚約パーティで、マティーニを大量に準備するスタンリーだが、来る客来る客は皆違う酒を頼む可笑しさ‼️
オマケにコーラの蓋もうまく開けられない⁈
若者の1人が、やっとマティーニのオーダーでニヤリ。

・結婚前夜、悪夢でうなされた父スタンリー。教会で花道を歩こうとするが前に進めず、足元がグニャグニャ⁈
階下へ降りたスタンリーは、キッチンで同じく不安を抱えるケイを励ますシーンがほっこりする。(自分の不安は置いといて)

・結婚式当日のドタバタ感‼️

・自宅でのパーティは、身動き出来ない満員御礼状態。ケイに一言掛けたいが、近づくたびにすれ違う。

・パーティ後の客が居なくなった自宅に残るゴミの山、物悲しい喪失感。

・旅立つ駅!ケイからの短い電話。
うるっとなる‼️


時代が変わっても、子供の幸せを願う親の気持ちは普遍な名作でした‼️




【忘備録】ネタバレなし
キャスト
・スタンリー・T・バンクス
Stanley_T._Banks
スペンサー・トレイシー

・エリー(スタンリーの妻)
Ellie_Banks
ジョーン・ベネット

・ケイ(スタンリーの娘)
Kay_Banks
エリザベス・テイラー

・バックリー・ダンスタン
Buckley_Dunstan
ドン・テイラー

・神父 Reverend_Galsworthy
ポール・ハーヴェイ

・ドリス・ダンスタン
Doris_Dunstan
ビリー・バーク

・ハーバート・ダンスタン
Herbert_Dunstan
モローニ・オルセン

・デライラ Delilah
マリエッタ・キャンティ

・トミー・バンクス(次男)
Tommy_Banks
ラス・タンブリン

・ベン・バンクス(長男)
Ben_Banks
トム・アイリッシュ

・マズーラ氏 Mr._Massoula
レオ・G・キャロル

・Mr._Tringle
メルヴィル・クーパー

・Warner
テイラー・ホームズ

・Joe
フランク・オース
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