ツクヨミ

ゴールデン・エイティーズのツクヨミのレビュー・感想・評価

ゴールデン・エイティーズ(1986年製作の映画)
1.2
アケルマンにしては明らかに異端でだが、やはり窮屈になる室内劇。
シャンタル・アケルマン監督作品。特集"シャンタルアケルマン映画祭2023"にて鑑賞、アケルマンがミュージカル⁇という疑問で見に行ってみた。
まず本作は80年代にしてアケルマンがミュージカルに挑戦した作品らしく、とあるショッピングモール内.美容院とブティックというオシャレ2店が立ち並ぶ場所で働く女性たちのラブストーリーになっている。なのでわりかし会話と歌メインの話でこれ本当にアケルマンが撮ったのか⁉︎っていう雰囲気がありありすぎた。
アケルマンといえば女性たちの日常堕情を長回しでじっくりやりたがる印象が強いが、今作はわりかしキラキラした80年代キャピキャピガールズ雰囲気に違和感を覚えまくり。ストーリーとしては愛の不毛的な感じが"囚われの女"や"オルメイヤーの阿房宮"っぽいテイストが無くもないがあくまでもちょっとしたコメディな感じがヘンテコ。
あとミュージカル要素としてはコミカルな歌メイン感が"サウンドオブミュージック"を感じさせ、そこに80年代ミュージックが乗っかる感もあんまり好きじゃない(個人的にミュージカル映画はダンスメインのほうが好きなので)。なのでアケルマン作品としては異端すぎるしミュージカルとしてもあまり好きじゃないコメントした出てこなかった。
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