千利休

愛の残像の千利休のレビュー・感想・評価

愛の残像(2008年製作の映画)
4.5
超絶。。フィリップ・ガレルの画面のスタイリッシュさがモノクロになることでより強調されていて、それこそヌーヴェルヴァーグ全盛期にも見られないような洗練さ。そして、ありえないほどに怖い。『モード家の一夜』と『めまい』が合わさったような出来で、まぁこれはホラー映画と言っても差し支えないだろう。BGMが全然無いことによる怖さは、ベルイマンのそれに似ていると言えるかもしれない。鏡のアレはどう撮っているのだろう。唐突なラストには呆気にとられた。
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