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愛の残像のsのレビュー・感想・評価

愛の残像(2008年製作の映画)
4.0
新しい恋人との新しい人生にどこか胸に突っかかっるものを感じていたフランソワ。部屋に戻ると過去の記憶と後悔の念が押し寄せてくるのだろうか、鏡に対峙したときに現れるキャロルの亡霊、愛の残像はフランソワの心を見透かし、同時に自問自答する彼自身でもある。ラストで鏡の中に現れるキャロル(流れ的にそうだろう)は鬼のような形相をしていて、もはや人間でも亡霊でも愛の残像でもない、あれは恐ろしい破滅と地獄のメタファーだった。
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