円柱野郎

鳥の円柱野郎のネタバレレビュー・内容・結末

(1963年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

サスペンスの神様、アルフレッド・ヒッチコックの代表作。

理由も分からないまま突如として人を襲いだした鳥の描写が恐ろしい。
序盤のロマンスモノっぽい展開から考えられないくらい終盤は終末感が漂っているわ。
特に最後に立てこもった一軒家の描写なんか、ほぼ音だけで襲撃される不気味さを出してるけど、マジで不気味。
カラスやカモメがドアを突き破ろうとするなんて…。

個人的に気に入っているのは、主人公が振り向くとジャングルジムいっぱいにカラスがいるシーン。
あれは自分で目の当たりにしたら…不気味だわ。

今見ると合成は一目で分かるけど、それでも襲撃シーンの迫力は一級品だと思う。
襲撃の理由が分からない上に、さらにエンディングでも主人公達がその先どうなるのか分からないところが何とも言えない絶望感を感じさせるね。
円柱野郎

円柱野郎