このレビューはネタバレを含みます
久しぶりに見たら、当然、感想が変わるなー。
でも変わらないのは、鳥、怖し笑。
怖さを引き立てる為の下準備が凄い。
先ずは脚本のクラシック映画によくある、スクリューボールコメディ的なスタートではないでしょうか。
軽快な男女の会話で、何処かお互い気になる存在になり、何故か謎の弁護士を追いかけて来てしまうヒロイン。
そこから人間の深淵的な、依存を感じさせる家族の問題。
拗れた挙句骸となった恋愛の成れの果てを、未だ引きずる元カノ登場。
それが何か伏線なのかしら?と感じさせながらの、一気に恐怖に突き落とす、謎の鳥の襲撃。
しかも最後まで謎のままー。
とどめはパニック映画の中でお決まりとは言え、本当に怖いのは人間。
あなたが来たからこうなった!あなたは悪魔だ!と、言いがかりをつけるヒステリーを起こした通りすがりの女性。
やだなやだなと思いながら、やっぱり!となった最後の2階の鳥部屋(鳥小屋ではない)で、ヒロイン撃沈。
ヤバい彼ママと、最後手に手を取ってクルマで脱出のシーンでは、人間の感情の問題なんて、こんな究極の状態では全てを超越してしまうことを感じた。
最後にヒロインがとても美しいのを今更分かりました笑
子供の時見た時は、「おばちゃん」と思ってましたごめんなさい。
ブレイク・ライブリーへの系譜の美女。
スーツやハイヒールの着こなしを真似したくなります。