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鳥のharuのレビュー・感想・評価

(1963年製作の映画)
4.0
嵐の前の静けさ。

サンフランシスコのペットショップで、ミッチ・ブレナーという男にバカにされてムカついたメラニーは、彼を驚かさそうと彼が欲しがっていた鳥を持って、彼の実家があるカリフォルニアに向かう。ところがそこでカモメに襲撃されたメラニーは、翌日ブレナー家主催のパーティーでも、大量のカモメに襲われる。

通学途中でカラスの集団に襲われ、海外旅行中にカモメ1に体当たりされ、バーベキュー中にカモメ2に肉を奪われたことがある私としては、最恐ホラー映画です。途中から姿が見えずとも、音だけで「キタキタキター!!!」と恐怖を煽られる仕様で、トラウマになりそう…もっとヌルいやつかと思ってたので、正直ナメてました…
なぜ鳥たちは人間を襲撃したのか、答えは明かされません。だから止めようがなく、なす術なし。理由がないものは怖いので、理由を作りたくなるのが人間。中盤でメラニーのせいみたいな空気になりそうでしたけど、あれも鳥の襲撃とは別の意味で恐怖。メラニーの味方少なすぎ!
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