今夏を乗り越えられなかった蛙

鳥の今夏を乗り越えられなかった蛙のレビュー・感想・評価

(1963年製作の映画)
3.5
カモメ、カラス、スズメなどの鳥たちが大群で人間どもに襲いかかる。原因は最後まで不明。解決しないままエンディングを迎える。

日常が徐々に非日常に支配される恐怖。ジャングルジムにだんだんカラスが群がり、黒い塊が埋めつくす様子は絶望以外の何ものでもない。

原因不明の現象をメラニーのせいにする女性。根拠も一切ないのに。混乱状況だと間違った情報が平時より蔓延しそうになるのは現代と変わらない。

住民が問題を深刻に捉えず、楽観視している状況がモンスターパニック映画あるある。