グリパス

鳥のグリパスのネタバレレビュー・内容・結末

(1963年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ハードル上がってたのもあるけどそこまでハマらなかった作品だった   
これ観た後だと鳥見るときこの作品よぎっちゃうよ
ヒッチコックって物語が始まる感じより日常のワンカットから始まる印象だな
鳥がだんだんと襲いかかってくるジワジワ感はよかったけどなんせそこまでのためが長いのとそこまで怖い印象とハラハラ感がそこまで感じられなかった
物語を俯瞰してみると鳥ってその適度なら跳ね除けられるでしょと思いがちだったけどこの作品はそこを徹底的に突き詰めて現実世界でも鳥一匹家の中に入ってきたら大騒ぎするようなことを鳥の大群でやる恐ろしさは怖いな
普通に攻撃してこられたらそりゃ怖いよ
かもめ、カラス、スズメ怖すぎ
車のカットは独特な人だな
意外とロマンス要素もあるけど目ん玉くり抜くエグさもこの作品の中に詰め込みいかれ具合もすごい
主人公は母の温もりを知らなかったけど最後ミッチのお母さんに抱きついてるところで温もり感じるのもなんか鳥のおかげなのかなんなのか何とも言えないけどいいシーンだった
最初は鳥が鳥籠に閉じ込められて人間がのどかに暮らしてるけど最後は人間が家の中に鳥のせいで閉じ込められて逆に鳥は優雅に羽を休めてるのも対比になっていてよかった
ラスト17分はすごくよかったけどそこまでが個人的にハマりきれなかった
グリパス

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